ケータイ辞書JLogosロゴ 安芸河(中世)


高知県>安芸市

 鎌倉期から見える地名。安芸郡安芸荘のうち。延慶元年2月の安芸親氏城普請定書によれば,安芸西川(現安芸川),東川(現伊尾木川)流域の村々へ出役を命じた中に「西川之分 二名初山,一名中ノ川,一名安芸川,一名とちの木,一名穴内,一名小谷」と見えるが,この文書は検討を要する(安芸文書/土佐国地方史料)。鎌倉末期のものと推定される年月日未詳の諸地四至堺注文に「一,忠信方河安芸河堺事」と見える(同前)。建武5年2月5日の安芸河内山地宛行状案では某に対して「安芸河内山地」を宛行っている(同前)。永禄12年安芸落城に際しての安芸国虎の子千寿丸の阿波落去の事を記した享保4年の某覚書に「此時安芸ノ川落倉ニ而,日数九日御逗留」と見える(同前)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7434043
最終更新日:2009-03-01




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