ケータイ辞書JLogosロゴ 大平村(中世)


高知県>越知町

 織豊期に見える村名。高岡郡のうち。天正17年の別符山五名内大平名他一名地検帳に大平名の小村として「大平村」と見え,14筆が記され,当村分の面積は3町2反余うち屋敷6反余・切畑2町5反余。なお同地検帳に見える大平名は,江戸期の大平村に相当する。名内には下大平村・市山村・常立谷村・大平村・内野村・滝下村・カマ滝村・栃ノ木村・霧深川村の9か村があり,名全体で258筆,検地面積は8町9反余うち田2町8反余・屋敷4町7反余・畠8反余・荒地4反余,このほかに切畑25町5反余があり,典型的な山間辺境型の名。すべて黒岩城主片岡氏領。名内の地は伊予河野氏の一族古味右京進の給地・抱地が多く,彼はこの地に来住し自らの新開により田畑を耕作,農民を指導したといわれ,江戸期の村民の献碑と墓が字薄木の畝に残る(大桐村誌)。江戸期には同地検帳に見える小村のうち,大平村が本村となり,下大平村・市山村・常立谷村・内野村・滝下村・カマ滝村・栃ノ木村は大平村の小村となった。同地検帳によれば,大平村分のほか,下大平村分は23筆で,面積は2町1反余うち田6反余・畠3反余・屋敷2反余・切畑9反余。市山村分は5筆で,面積は3反余うち田1反余・畠55代・屋敷28代・切畑18代。常立谷村分は12筆で,面積は2町9反余うち畠1反余・屋敷1反余・切畑2町6反余。内野村分は17筆で,面積は1町6反余うち田33代余・屋敷5反余・切畑1町1反余。滝下村分は56筆で,面積は8町8反余うち田48代・畠2反余・屋敷1町5反余・切畑6町9反余。カマ滝村分は5筆,面積は4町余ですべて切畑。栃ノ木村分は6筆で,面積は5反余うち田30代・畠25代余・屋敷3反余・切畑1反余。慶長2年3月24日の秦氏政事記には大平などの庄屋として横畠左近兵衛など3名が記されている(蠧簡集)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7434708
最終更新日:2009-03-01




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