ケータイ辞書JLogosロゴ 瀬切村(近世)


高知県>安田町

 江戸期〜明治22年の村名。安芸郡のうち。土佐藩領。村高は,寛永地検帳13石余(南路志),寛文7年の郷村石付では中山郷のうちとして同高,寛保3年の郷村帳13石余,「天保郷帳」では安田村の枝郷として17石余。明治3年の郷村帳では中山1,197石余のうち。元禄地払帳では中山村(郷)が間下・内京坊・正弘・別所・西川・中川・与床・小川・引地・舟倉・瀬切として合記されている。「土佐州郡志」では中山村の小村として見え,戸数11。寛保3年の郷村帳では,戸数15・人数67(男38・女29),猟銃5,牛9。「南路志」によれば,安田のうちとあり,神社は島石大明神・地主権現。島石大明神は字ヒキ小屋にあり,祭神は高龗神・闇龗神で,昔から雨乞の神として有名。伝説に名高い釜ケ谷の蛇姫は,安田川支流逆瀬川の滝の奥院に合祀されている。地主権現は字田廻りに鎮座し,祭神は大国主神で,古来から当村の産土神。明治元年地主神社と改称。明治4年高知県に所属。同22年中山村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7436064
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ