ケータイ辞書JLogosロゴ 油山(中世)


福岡県>福岡市

鎌倉期〜南北朝期に見える地名筑前国早良【さわら】郡のうち文応2年3月8日に当たる年紀をもつ山口県防府市松崎神社の鐘銘に「油山嶺」と見え,この鐘を作らせた禅念は油山の寺でかつて剃髪したとある(日本古鐘銘集成)「太宰管内志」によればこの鐘は油山天福禅寺のものであったという弘安7年12月の奥書をもつ「聖光上人伝」によれば,聖光弁長は建久元年29歳の時故郷筑前国に帰り,油山の1寺の学頭に補されたという(続群9上)当地は,南北朝期には菊池氏方と少弐氏方の戦いの場となった延文6年9月日の竜造寺家平軍忠状および正平16年9月日の深堀時勝軍忠状によれば,同年8月6日,菊池勢は油山において少弐勢を破っている(竜造寺文書・深堀文書/天満宮史料11)現在の早良区西油山・城南区東油山が遺称地
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438027
最終更新日:2009-03-01




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