ケータイ辞書JLogosロゴ 甘木村(近世)


福岡県>大牟田市

 江戸期〜明治22年の村名。三池郡のうち。柳川藩領。田隈組に属す。村高は,「元禄国絵図」786石余,「天保郷帳」842石余,「旧高旧領」786石余。明治5年の反別は53町余(郡郷/立花家文書)。字城に真宗大谷派法喜寺がある。熊野神社は,鎌倉期(文暦年間)にこの里の住人友安が熊野権現に参詣したのを機に建立し,産土神としたという。百姓与次右衛門は草木八幡宮遷座の時,供として移り住んだ者の子孫で,江戸期にいたるまで毎年除地としての田でとれた米はすべて神納していた(三池郡田隈組村誌)。明治15年の字小名調べによれば,小名は雲町・飛釜・正尻・猿町・城・望谷・道米木・根深谷・甘木山など32を数える(県史資料5)。同17年の戸数71・人口390。同22年手鎌村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438033
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ