ケータイ辞書JLogosロゴ 石崎(中世)


福岡県>北野町

 戦国期に見える地名。筑後国御井郡のうち。文亀2年3月3日草野中務少輔が大友義長に安堵を要請した筑後国内所々の中に御井郡石崎12町があり,義長はこれに判形を与えているが(草野文書/県史資料4),6年後の永正5年11月3日にはこれを改め,同所を高良社領として安堵している(高良山関係文書/同前7)。下って,天正11年のものと推定される正月25日の大友家奉行人連署状によれば,「三井郡……石崎十二町」は長増山城の勤番の城料として高良社大宮司に給与された(宗崎文書/大友史料26)。なお,文禄4年12月1日に小早川秀俊が家臣の草苅太郎左衛門尉に与えた知行地2,000石のうちに「石さき村」があり,太閤検地による村高は296石3斗1升となっている(萩藩閥閲録34)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438213
最終更新日:2009-03-01




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