ケータイ辞書JLogosロゴ 稲富村(近世)


福岡県>八女市

 江戸期〜明治22年の村名。筑後国上妻郡のうち。はじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領。福島組に属す。村高は,「元禄国絵図」365石,「在方諸覚書」の古高770石,「天保郷帳」367石余,「旧高旧領」896石余。東部に八幡神社があり,土橋の福島八幡宮の御旅所となっており毎年10月に御神幸行事がある。久留米藩主有馬豊氏が丹波国から入封の際,同行した雨森氏はのちに三角に移り住み,姓を三角と改めたという。太神宮・八幡神社・若宮神社がある。太神宮は,慶長7年稲富村百姓外記という者が創建と伝える(久留米藩社方開基)。文化4年の本田31町4反余・開田1反余・畑田4町2反余・畑6町7反余・居屋敷5反余(農政農民史料集)。明治17年の戸数133・人口644。同22年福島町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438361
最終更新日:2009-03-01




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