ケータイ辞書JLogosロゴ 今村(近世)


福岡県>黒木町

 江戸期〜明治22年の村名。筑後国上妻郡のうち。はじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領。本分組に属す。村高は,「元禄国絵図」224石余,「在方諸覚書」の古高370石余,「天保郷帳」254石余,「旧高旧領」483石余。慶安2年検地を行った。このとき黒木町は商人町で無石のため,高を今村と豆生野【まみうの】村に分けた。寛文5年1月笠原川椿原の堰を設け,廻水路は東今,西今,中籠【なかごもり】村,豆生野村,本分村へと46町余の長さで,現存する。文化4年の本田14町4反余・開田2町6反余・畑田8町7反余・畑9町4反余・居屋敷1町3反余,開畑・作畑2町余,春免高517石(農政農民史料集)。明治8年9月黒木小学校を新築する(現武藤氏宅)。同11年黒木町の一部を編入したが,同14年再び黒木町として一部が分離独立。同17年の戸数94・人口452。同22年黒木町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438418
最終更新日:2009-03-01




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