ケータイ辞書JLogosロゴ 今光(中世)


福岡県>那珂川町

 南北朝期から見える地名。筑前国那珂郡のうち。正平21年4月の筥崎宮遷宮饗膳注文(石清水文書2/大日古)によると,筥崎宮の若宮仮殿遷宮のときの饗膳米が今光に3斗5升配分されている。このことから今光は筥崎宮領であったことがわかる。なおこの時の今光の預所は栄恵(姓未詳)という人物であった。文明10年10月の筥崎宮神事用途注文(同前)では,4月1日の衣更の用途は今光郷預所より3石納めるはずであったが,当時半分が不納であった。このほか8月15日の放生会の用途3石,閏月の神事用途1斗が今光の負担となっていたが,これはいずれも筥崎宮に納められている。なお天正年間の「指出前之帳」では下村のうちに見える。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438473
最終更新日:2009-03-01




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