ケータイ辞書JLogosロゴ 江曲村(近世)


福岡県>三橋町

 江戸期〜明治22年の村名。筑後国山門【やまと】郡のうち。柳川藩領。宮永組に属す。村高は,「元禄国絵図」334石余,「天保郷帳」336石余,「旧高旧領」460石余。北部は柳川城下出来町に接する市街地で,中央南寄りに村落があり,天満神社がある。その前の道路傍に江戸前期の六地蔵がある。同社の境内に出神社があるが,もとは稲富にあったもので,江戸期の庄屋高石氏が塩塚川の蜘蛛手網に入った大石を大木の木のまたに祀ったのが始まりといわれている。この社の祭には神官を茅の輪でまき倒し,神官の服が土で汚れるほど豊作であるという珍しい行事がある。明治初年北部の市街地に吉開みそ屋(工場)が開業し,その横に明治10年頃江曲〜奥州町に架けられた檀平橋がある。それより以前(明治6年頃)にはその南に江曲〜奥州町に架けられた御新橋があり,この地を御新橋という。同22年宮ノ内村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7438751
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ