折地村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。下妻郡のうち。はじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領。折地組に属す。村高は,「元禄国絵図」806石,「在方諸覚書」の古高1,030石,「天保郷帳」810石,「旧高旧領」1,188石余。柳川城下から上妻郡福島へ通じる街道が村を貫いている(筑後地鑑)。江崎権之丞が村の西方を開拓して折地作出をはじめた。氏神は大神宮で,第2次大戦前まで伊勢の宮の角力は有名であった。また,折地神社(稿本八女郡史),天正15年開山を伝える浄土宗正観寺(善導寺末)があった(寛文寺社開基)。文化4年の本田50町9反余・開田3反余・畑田2町1反余・畑4町2反余・居屋敷7反余,春免高861石(農政農民史料集)。明治17年の戸数62・人口320。同22年水田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7439104
最終更新日:2009-03-01