ケータイ辞書JLogosロゴ 柿原(中世)


福岡県>甘木市

 戦国期に見える地名。筑前国下座郡のうち。文明10年9月,大内政弘が少弐政資を破って豊前・筑前を平定し,少弐氏は筑前から退いた。翌10月,九州探題渋川教直は少弐氏の残党を討つため大内氏の臣陶弘護に書を送って部署を定めたが,その中で「柿原敵神辺ニ下候て」とあり,少弐方が神辺(佐賀県三養基郡)方面に移ったと述べている(正任記/博多史料2)。戦国期のこの付近は秋月氏の支配下にあり,筑前進出をめざす豊後の大友氏と秋月氏との戦場となった。なかでも,永禄10年当地の北部休松(秋月のうち)の合戦はよく知られている。天正年間の「指出前之帳」では,柿原村の名は見えない。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7439136
最終更新日:2009-03-01




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