ケータイ辞書JLogosロゴ 上木佐木村(近世)


福岡県>大木町

 江戸期〜明治22年の村名。筑後国三潴【みずま】郡のうち。はじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領。村高は,「元禄国絵図」927石,「在方諸覚書」の古高1,340石,「天保郷帳」967石余,「旧高旧領」1,302石余。文化4年には本田48町1反余・開田3町5反余・畑1町1反余・居屋敷7反余(農政農民史料集)。天保年間まで上木佐木組大庄屋の会所が置かれていたが,年貢米上納のための借財が発端となって大庄屋潰れとなり,天保12年から中木室組となった(久留米市史)。明治11年木佐木小学校を創立,同12年同校一部を仮校舎として県立中学江上分校の前身の学校が置かれた。しかし,同校は翌年に江上村に移転した(三潴郡誌)。同17年の戸数95・人口496。農産物には米・麦・蔬菜類・藺草などがある(木佐木村是)。同22年木佐木村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7439404
最終更新日:2009-03-01




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