ケータイ辞書JLogosロゴ 久原(中世)


福岡県>久山町

 鎌倉期から見える地名。粕屋郡のうち。久原郷とも見える。寛元5年2月20日の法橋栄舜譲状案によると,栄舜私領の筥崎宮講経免田が安楽房栄重に譲られているが,その中に久原内牟多田1町がある(石清水文書2/大日古)。また,当地の益永名については,年月日未詳の官中便補地由緒注文案に,壬生氏相伝の所領で国宗の時建仁寺に寄進したと見えるが,正平21年4月日の執行成貞注文によれば,益永名の預所は祐心なる人物で,筥崎宮の若宮仮殿遷宮に際し3斗の饗膳米を納めている(壬生家文書/鎌遺3039,石清水文書2/大日古)。文明10年10月日の筥崎宮神事用途注文には,8月15日の放生会における「糟屋郡久原郷役」が2石であったこと,閏月の「久原益永役」が1斗であったことが記されている(石清水文書2/大日古)。なお,天正年間の「指出前之帳」によれば,久原村の地積・分米は田123町余・1,458石余,畠52町余・304石余,合計175町余・1,763石余であった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7439864
最終更新日:2009-03-01




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