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「栗林(中世)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

栗林(中世)


戦国期に見える地名筑後国御井郡のうち高良山吉見岳の北側山麓に位置する地名の由来について「高良玉垂宮神秘書」には「栗ヲゝク立タルニヨリ,其ママクリハヤシトハ名付ケ...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7439946]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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栗林(中世)

南北朝期から見える地名諏訪郡のうち室町期~戦国期には郷名として見える至徳4年3月20日の諏訪信有寄進状では,諏訪社上社の神貞実に宛てて「くりはやしみなみかたかねこのさへもんたうかあと田七たん」を寄進している(守矢文書/信叢7)なお,当地は承久元年8月15日の諏訪十郷日記に「粟林〈⊏⊐丁,南方五間半,北方九間半,合十五間〉」と見えるが,この史料は検討を要する(同前/信史3)当地は南郷と北郷からなるが,栗林郷自体の郷域は必ずしも明らかでない諏訪湖の御神渡の記録である「当社神幸記」には,文明11年以降栗林江里崎渡・栗林大溝渡・栗林渋渡などと見えることから,北限は諏訪湖南岸にまで至っていたことが知られる(信叢3)また室町期に成立したと推定される「嘉禎四年神事次第」に見える「栗林郷立屋社」は現在の茅野【ちの】市ちののうち横内にある達屋酢蔵神社を指すことから(守矢家請記録類/諏叢26),当地は現在の諏訪市の諏訪湖南岸から茅野市まで拡がっていたことが知られる「守矢満実書留」寛正6年9月条によると「九月秋世北角柱立候ハス候,栗林役ニテ候,自往古如此例無」と見えるほか,文明年間には精進始めの料足の負担地として散見する(信叢7)室町期に成立したと推定される「年内神事次第旧記」では流鏑馬馬場の草打次第・同埒の次第に「栗林両条」などとある(同前)天文11年8月日の武田晴信寄進状では,当地内4か所の所領が諏訪社上社如法院の社僧分として寄進されている(如法院文書/信史11)弘治2年12月23日の岩波八郎右衛門宛武田晴信宛行状に「栗林之内安住院分拾参貫文之所」とあり,当地内所領などが宛行われている(岩波文書/信史12)永禄2年3月28日の武田晴信判物案では,諏訪社上社九頭井の祭礼再興のため「栗林郷内田地六段」が寄進されている(矢島文書/同前12)同8年12月5日の諏訪社上社神事再興次第では,3月の行六使神事の免田1町について「栗林にあり」と注があり,同年月日の諏訪社上社神事次第では正月15日の神原神事の神田1町のうち1反分が当地にあるという(諏訪大社文書/同前12)翌9年9月3日の諏訪社上社祭礼再興次第によると,当地の造宮銭2貫文について,当地代官と大祝との間で相論となった当地代官である高島の若狭は外垣2間分の役銭であるといい,また大祝側は当地の前地頭の新寄進地であり外垣の造官銭ではないとして対立し,神前で念鬮を抜き決着をつけることとしたという(同前)翌年12月15日の武田信玄朱印状では,諏訪郡内の萩原神田を小井弖越前守に付すとともに,同地の徳分を栗林の御頭役銭の不足分に充当するよう命じている(工藤文書/信史13)天正5年閏7月7日の武田勝頼宛行状では当地内3貫文の地を牛山次郎左衛門に宛行って,細工の奉公を命じた(原文書/同前14)諏訪郡高島10人衆に知行を安堵した翌年3月28日の武田勝頼安堵状では藤森甚兵衛に当地内3貫930文を安堵している(藤森文書/同前13)なお当地には,室町期には市ができており,「大塔物語」成沢本の奥書には「文正元年丙戌応鐘上旬,諏方上社栗林五日市庭閑室而写之」とあり,同書が当地内市庭で筆写されたことが知られる(信史8)現在の茅野市ちののうち横内の字五日市場に比定されるまた戦国期の「守矢満実書留」の文明14年閏7月25日条によると,この日は上社の御射山祭に当たっていたが大風と大雨のため「五日市ハ」などは大海のようになったという(信叢7)「大祝職位事書」所収の文明17年閏3月27日付「諏方大祝殿御退位時十三所御社参次第」では,大蔵大明神に詣でた後,五日市場から川を越えて千野河大明神へ参ることとなっている(同前)

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

栗林(中世)
戦国期に見える地名安芸国佐西郡のうち天文10年正月29日の大内氏奉行人連署書状に「栗林夜灯免」とあり,当地に大願寺の夜灯免があった元亀3年2月26日の大願寺円海厳島社領付立によれば,当地の8貫は大願寺の夜灯免として寄進されており,毛利輝元の安堵を得ている文禄4年11月28日の大願寺領薪調人夫下行飯米注文には「栗林衆 十六人 六日分〈飯米七斗弐升 九十六人役〉」と見え,文禄5年12月16日の大願寺宥円厳島社造営領内引方付立によれば,当地は厳島社造営領から除かれている(大願寺文書)江戸期には大栗林村・小栗林村に分村し,現在の大竹市栗谷町大栗林・栗谷町小栗林に比定される...

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栗林(中世)
 戦国期に見える地名...

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