ケータイ辞書JLogosロゴ 古賀村(近世)


福岡県>古賀市

 江戸期〜明治22年の村名。筑前国粕屋郡のうち。福岡藩領。下原触に属す。天正年間の「指出前之帳」には「古賀村」と見え,田13町余・分米117石余,畠6町余・分大豆22石余。村高は,「慶長国絵図」425石余,「正保郷帳」317石余(田266石余・畠50石余),「元禄国絵図」317石余,「天保郷帳」573石余,「旧高旧領」541石余。文政3年の組頭3名(古賀町誌)。村内に花鶴浜があり,浜役を上納したが,万治元年漁場と浜を粕屋郡新宮浦と宗像郡福間浦に譲った。花鶴は,最澄が中国から帰国した際,鶴が花のように舞ったという言い伝えから名付けられたという。浦口神社と浄土宗西山派称善寺がある。明治初期の戸数85・人口401(男204・女197),田33町余・畠9町余・山林35町余・新開地6町余,正税は米・大豆250石余,雑税は米・大豆7石余と金3円余,物産は麦菓子・松露・鶏卵・鰻・櫨実・生蝋・醤油・種油・瓦・焙烙など(地理全誌)。同22年席内【むしろうち】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7440136
最終更新日:2009-03-01




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