ケータイ辞書JLogosロゴ 小倉荘(中世)


福岡県>春日市

鎌倉期〜戦国期に見える荘園名筑前国那珂郡のうち承久2年12月日の検校祐清(か)譲状に,金剛法眼への譲渡所領として弥勒寺領小倉荘が見える(石清水文書1/大日古)文永7年3月日の宮清弥勒寺領注進抜書(菊大路文書/鎌遺10613)には弥勒寺領小倉新荘の名が見える年月日未詳の弥勒寺喜多院所領注進にも「筑前国 小倉庄〈二十五丁〉」と記され,当荘は宇佐八幡宮弥勒寺領であったことがわかる(石清水文書2/大日古)しかし,室町期以降,当荘は太宰府天満宮とかかわりをもっていた御祭田楽酒直の弁済を50荘に命じた享徳3年8月日の天満宮安楽寺公文所下文に「小倉御庄」が見え,御祭騎馬貫首を出す荘とその当番年を記した永禄3年8月19日書写の御祭騎馬貫首支配帳にも小倉荘の名が見えている(太宰府神社文書/博多史料2・5)現在の春日市小倉に比定できるのではないかと思われるが,明確ではない
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7440192
最終更新日:2009-03-01




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