ケータイ辞書JLogosロゴ 佐与村(中世)


福岡県>頴田町

 南北朝期に見える村名。筑前国鞍手郡のうち。観応2年10月5日の足利直冬宛行状によれば,佐与村は豊前宇都宮氏の所領であったが,この日当村地頭職が勲功の賞として薩摩の二階堂行雄に宛行われた(二階堂文書/南北朝遺3206)。しかし,高津播磨権守代官が押妨狼藉をなしたため,同年12月27日,少弐頼尚は押妨人を退け下地を二階堂行雄に沙汰付するよう守護代に命じている(同前/同前3300)。なお,天正年間の「指出前之帳」によれば,当村は嘉摩郡に属し,田30町余・分米389石余,畠13町余・分大豆50石余であった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7440415
最終更新日:2009-03-01




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