ケータイ辞書JLogosロゴ 島門駅(古代)


福岡県>遠賀町

 平安期に見える駅名。筑前国遠賀【おんが】郡のうち。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に見える筑前十九駅の1つ。十九駅中最多の駅馬23疋を常置。貞観18年3月13日の太政官符によれば,島門駅の駅家は遠賀郡衙の東,大宰府からは2日,肥後国からは7日の行程のところに所在すると記され,駅家の修理はこれまで肥後国の行うところであるが,今後は筑前国をして行わせるところとなったと伝えている(類聚三代格)。ところでこれより先の貞観15年5月15日には,島門渡船2艘が老朽化し損われ,渡河に不都合をきたしているために正税を充てて補填することが許可されているが(三代実録),この島門渡は夜久駅から島門駅に到る間の遠賀川に所在する渡しと考えられる。島門駅を厩牧令に規定する水駅とみなす史料はないので,島門渡は雑令に規定する要路の津済とみなすべきかと考えられる。しかし,ともに島門を冠するところからみても,この駅と渡しは一体的有機的に機能するものであったと推考される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7440555
最終更新日:2009-03-01




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