ケータイ辞書JLogosロゴ 鋤木田村(中世)


福岡県>赤池町

 室町期〜戦国期に見える村名。豊前国企救【きく】郡のうち。応永13年4月17日周防守大内盛見の天目禅寺(興国寺)領寄進状に「寄進 豊前国天目禅寺 同国規矩郡鋤木田村内伍拾石下地事」「同国規矩郡鋤木田村内 拾石下地事」とある。その後応永19年には将軍義持により,嘉吉元年には少弐教頼(か)によって安堵されている。天文13年大弐大内義隆による大府宣では,応永13年大内盛見裁許の旨に任せての寺領安堵とあるから,この時期までは天目寺領として存在したらしい(興国寺文書/県史資料10)。上記史料には「規矩郡内」とあるが,企救郡には鋤木田の地名はない。興国寺が隣接する赤池町上野に存在することを考えると,当地は中世まで規矩郡であり,近世以降田川郡に編入されたとみるべきか。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7440937
最終更新日:2009-03-01




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