ケータイ辞書JLogosロゴ 千手村(近代)


福岡県>嘉穂町

 明治22年〜昭和29年の自治体名。はじめ嘉麻郡,明治29年からは嘉穂郡に所属。千手・泉河内・芥田・大力・才田・東畑・九郎原の7か村が合併して成立。旧村名を継承した7大字を編成。村役場を千手に設置。村名は,この地域を千手河内といい,千手の名が著名なことによる。合併時の戸数625・人口3,766,地積は田412町・畑179町・山林597町・原野1,233町など計2,555町。明治24年の戸数737・人口3,934(男1,960・女1,974),厩608,寺院5,学校3,水車場5(徴発物件)。産業は農林業を主体とする。地内を通る小倉〜久留米間の道路は,昭和44年国道322号に昇格したが,八丁峠は曲折した道で,積雪期にはこの地方で最も早く交通規制になる。古処山頂のツゲ原生林は昭和2年国の天然記念物,同27年国特別天然記念物に指定された。同29年の世帯数700・人口4,210。昭和30年1月1日嘉穂町の一部となり,村制時の7大字は同町の大字に継承。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7441053
最終更新日:2009-03-01




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