ケータイ辞書JLogosロゴ 鳥形山(中世)


福岡県>立花町

南北朝期〜室町期に見える地名筑後国上妻郡のうち天満宮安楽寺領観応3年2月日書写の安楽寺領注進状案(太宰府天満宮文書/南北朝遺3340)に,天満宮の根本御領であるが,鎌倉期に地頭御家人甲乙輩に押領され不知行地となった所領の1つとして上妻郡鳥形山があげられている応永2年閏7月25日太宰府天満宮の法眼信満・信雄は同宮領筑後国分を注進したがそのなかの半不輸の1つに鳥形山がみえる(同前/県史資料7)しかし鎌倉期から不知行となった地であるから天満宮の支配が実際及んでいたか疑わしい寛正6年,豊後の大友親繁は筑後の黒木・三池氏らの反乱の噂を聞き筑後に出陣した各々の合戦の日時など詳細は不明であるが,同年10月17日の光憧書状に「鴟形,辺春,黒木合戦」とある鴟形は鳥形(山)のことであろう(立花文書/大友史料11)現在の立花町の飛形山に比定される
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7441910
最終更新日:2009-03-01




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