ケータイ辞書JLogosロゴ 林田村(近世)


福岡県>甘木市

 江戸期〜明治22年の村名。筑前国下座郡のうち。天正年間の「指出前之帳」では鵜木村のうちに含まれていた。福岡藩領。村高は,「慶長国絵図」152石余,「正保郷帳」116石余(うち田106石余・畠10石余),「元禄国絵図」も116石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに186石余。慶長12年には黒田美作の知行地(下座郡百姓改帳)。産土神は林田神社(現美奈宜神社)で,周辺諸村の産土神でもあった。社家の説では「延喜式」の美奈宜神社という。明治初期の小名数2,戸数17・人口77(男39・女38),馬13,田11町余・畑1町余,正税は米・大豆96石余,雑税は米・大豆2石余と金2円余(地理全誌)。同7年林田小学校が設立され,同9年の生徒数130(男113・女17)。同22年蜷城【ひなしろ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7442624
最終更新日:2009-03-01




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