ケータイ辞書JLogosロゴ 松原村(近世)


福岡県>岡垣町

江戸期〜明治8年の村名筑前国遠賀【おんが】郡(寛文4年御牧【みまき】郡が改称)のうち遠賀川河口より西に延びた海岸砂丘上に形成された松林の岡松原に位置する地名は岡松原内にあることに由来する慶安2年(正徳4年ともいう)吉木村から分村して成立以後は同村の枝郷として村名が見える(元禄郷帳・天保郷帳)福岡藩領虫生津【むしようづ】触に属す村高は,「元禄国絵図」121石余,「天保郷帳」129石余,「旧高旧領」419石余宝暦5年(寛永5年ともいう)手野村の一部を入手作地として加え,新松原または西松原と称したこれに対して以前から村域を元松原または東松原という鎮守は高倉神社・祇園社,寺院は浄土宗松原山安楽院(続風土記付録)明治初期の戸数39・人口179,牛21・馬7,田31町余・畑3町余・大縄田畑1町余・山林48町余,特産物は松露,正租は米・大豆139石余,雑税は米・大豆4石余と金1円余(地理全誌)明治8年村内のうち西松原分は手野村の一部,東松原分は吉木村の一部となる現在の岡垣町手野・吉木の各一部にあたる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7443302
最終更新日:2009-03-01




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