ケータイ辞書JLogosロゴ 吉隈(中世)


福岡県>桂川町

 鎌倉期から見える地名。筑前国穂波郡のうち。年未詳であるが,鎌倉期と推定される「弥勒寺喜多院所領注進」(石清水文書2/大日古)に宇佐弥勒寺喜多院領のうち,筑前国14か所の所領群中に「吉隈」と見える。「正任記」に収める文明10年9月25日の同年10月13日付の大内政弘宛行状写(大日料8-10)によれば,大内政弘は安富遠江守に飯田家勝跡の「吉隈村内弐町地」,河津四郎に古曽河内左馬允跡6町6反余のうちの吉隈12石余地(田数3町3反余),同又次郎成種に古曽河内左馬允跡6町6反余のうちの吉隈12石余地,警固屋忠秀に山田美作守跡の「吉隈拾石地」(田数2町)をそれぞれ宛行っている。また延徳4年6月27日付の大内政弘宛行状写(大内氏実録土代/嘉穂地方史古代中世編)によれば,大内政弘は榎本幸忠に柳弥三郎跡の「吉隈内四町地」を宛行っている。なお天正年間の「指出前之帳」には「吉熊村」と見え,田17町余・分米264石余,畠2町余・分大豆13石余とある。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7444093
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ