ケータイ辞書JLogosロゴ 今岳村(近世)


佐賀県>伊万里市

 江戸期〜明治22年の村名。松浦郡のうち。今武とも書く。佐賀本藩領。伊万里【いまり】郷に属す。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに小村に白野村・六泉寺村・古賀村・屋敷野村・千北村がある。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」では553石余,「天保郷帳」では624石余,「旧高旧領」では923石余。なお六泉寺村は「正保国絵図」「天明村々目録」ともに六仙寺とあり108石余,「天保郷帳」では115石余。また「慶長国絵図」には「白野村 古賀ノ内」と見える。元禄年間頃の田畑反別127町6反余,地米高620石余(前田家文書)。安永8年の人数1,123(人別銀取立帳/前田家文書)。唐津街道筋の白野には番所が設けられ,「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」には「御番所池峠」と記されている。また伊能忠敬の文化9年「測量日記」には,「伊万里出立。松浦郡佐嘉領今岳村唐津街道追分,……字白野口留番所」とある。番所役人には50石取の侍が任命された(前田家文書)。池峠下に十三塚がある。貞享4年改・明和9年改補の郷村帳には白野・屋敷野・野中・地北・古賀・六仙寺・太郎屋敷・峰・小式原・ヒエ田・原,安政2年郷村帳では古賀に一ノ坂・伊東屋敷・上分・下分・山辺田,六仙寺に辻・甑原,千北に上分・下分,白野に西分・東分・曲川・嶋・永山・犬子・山ノ神・奥・駄道・吉ノ谷,屋敷野に岩峰・岳道の名が見える。六仙寺村にある加志田の地名は,文永6年源留譲状案(伊万里文書)の「加志田里五段参杖」に比定されるという。また六仙寺の若宮神社は牛馬の守護神として祀られたと伝える。明治4年佐賀県・伊万里県,同5年佐賀県,同9年三潴【みずま】県・長崎県を経て,同16年佐賀県に所属。「明治7年取調帳」では枝村に六仙寺・地北・屋敷野・白野があり,「郷村区別帳」の反別394町余。「明治11年戸口帳」によれば戸数462・人口2,092。明治11年西松浦郡に属し,同22年大坪村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7444449
最終更新日:2009-03-01




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