ケータイ辞書JLogosロゴ 大木場村(近世)


佐賀県>鹿島市

江戸期の村名藤津郡のうち大古場・大木庭とも書く中川流域,蟻尾山南麓に位置する鹿島藩領能古見【のこみ】郷に属す村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに402石余,「天保郷帳」では466石余,「旧高旧領」には見えない村名は郷村帳類や天保3年鹿島私領村々畝数石高帳にも見えず,一般に古場(木場)と総称された三河内【みかわち】村のうちに含まれていたと思われる鍋島藩の特色として,安政年間の当村には侍5・仲小性12・歩行23・被官3・小道具2・足軽49の武士が居住していた(安政5年家中着到帳)産業は米作のほか,薪炭・木材などがあり,江戸初期には茶・柿・榧子・椎子・蜂蜜・莨菪・覆盆子【いちご】などが特産品であった(鹿島志)村内は,大井手・塚原・松山・国末・田中・本森・深山・三山の小地名からなるが,江戸期には,三十石村と池田村などを当村に含めることが多かった明治初期の戸数40・人口235(能古見村誌)
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7444663
最終更新日:2009-03-01




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