壁嶋(中世)
南北朝期に見える地名｡松浦郡のうち｡明徳4年10月日付の波多祝後家源氏代定慶申状案ならびに波多祝娘代定慶申状案で,波多大和守祝の後家ならびに娘が,永代の所領について,一族の下野守武の押妨を訴えた中に｢為上裁無相違,雖令安堵,氏女当知行之地者壁嶋泉村許也,偏有名無実歟｣とあって,当時は,この地が波多氏の所領であったことが知られる(有浦家文書/佐史集成19)｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7444914
最終更新日:2009-03-01