青方村(近代)
明治22年〜昭和16年の南松浦郡の自治体名｡大字は編成せず｡青方郷･奈摩郷･網上郷･相河郷･船崎郷の行政区がある｡村役場は青方郷に置かれた｡明治24年の幅員は東西2里24町･南北3里26町,戸数539･人口3,129(男1,610･女1,519),寺院1,学校4,大船1,小船271(徴発物件一覧表)｡大正4年の｢長崎県大観｣によれば,戸数723･人口4,540,学校は青方尋常高等小学校･上郷尋常小学校があり,児童数は(合わせて)723(男378･女345),官公署には村役場･青方郵便局,神社は青方神社･姫神社･客人神社･政彦神社･山神社･塩竈神社,寺院には得雄寺があった｡また特産物として鰯搾粕3万1,826貫･茴香9,024貫･椿実83貫が記される｡世帯数･人口は,大正9年878･4,956,昭和10年1,148･7,102｡戸数のほとんどは農業を主とし,漁業･商工業は副業が多い｡昭和16年町制施行｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7447186
最終更新日:2009-03-01