ケータイ辞書JLogosロゴ 荒川郷(近代)


長崎県>玉之浦町

 年不詳〜現在の行政区名。明治22年玉之浦村,昭和8年からは玉之浦町のうち。明治8年荒川小学校創立。荒川港は第4種漁港で,東シナ海の避難港。かつては近海捕鯨根拠地として大洋漁業水産株式会社の鯨解体場が荒川港外にあった。扱われた鯨は,長須鯨が多く,イワシ鯨・ザトウ鯨は少なかった。近海捕鯨は昭和21〜40年頃まで続き,解体した鯨の数は昭和31年89・同32年104・同33年104で,以後減少して同36年14となり,ついに基地は北洋へ移され,荒川解体場も廃止された。昭和56年国営栽培漁業センターが設置された。魚族保護と近海漁業振興を目的とし,稚魚の飼育,湾内外への放流による魚の回游状態の調査,魚礁の集魚状態の調査を行っている(栽培漁業センター下五島事業所報告書)。昭和57年の世帯数195・人口413。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7447241
最終更新日:2009-03-01




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