ケータイ辞書JLogosロゴ こさゝ(中世)


長崎県>小佐々町

 南北朝期に見える地名。肥前国松浦郡のうち。永徳4年2月23日の松浦党一揆契諾状は「青方文書」(史料纂集)と「山代文書」(佐賀県史料集成15)に残り,多少内容が異なるがその両方に「〈こさゝ〉備前守」が見える。小佐々氏の活動はすでに鎌倉期から知られる。寛元2年4月23日の関東下知状に肥前国御家人として小佐々太郎重高なる者が見え(山代文書/佐賀県史料集成15),また,寛元4年8月13日の源上譲状案にも源上の所領であった屋武(矢岳)・楠泊について相論をした者に小佐々太郎があり(伊万里文書/鎌遺6727),重高と同一人物と思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7448174
最終更新日:2009-03-01




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