ケータイ辞書JLogosロゴ 白似田村(近世)


長崎県>西彼町

 江戸期〜明治5年の村名。肥前国彼杵【そのぎ】郡のうち。大村藩領。内海【うちめ】地区に属す。「元禄郷帳」「天保郷帳」には村名が見えず,「大村郷村記」に「大串村之内下岳村之内」として白似田村の名が見える。大串村の枝村である下岳村のさらに枝村であったが,幕末には一定度独立した村として扱われることもあった。村高は,文久2年内検高67石余,うち田高64石余・畠高3石余(大村郷村記)。「大村郷村記」によれば,下岳村のうち白似田村と見え,文久2年の村況は,内検高の内訳は蔵入地3斗余・新地2石余・私領64石余,年貢上納は米5俵余,竈数60,うち村大給1・小給2・蔵百姓3・私領54,人数327(男167・女160),宗旨別人数はすべて法華宗,牛49,運上を納める諸職業の軒数は染屋1・糀屋1・鍛冶1・塩問屋1など,販売商品として芋・大根をあげ,村内には船数2,寺院はなく,神社は山王大権現・弁財天があると記される。明治4年大村県を経て長崎県に所属。同5年亀浦村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7448442
最終更新日:2009-03-01




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