ケータイ辞書JLogosロゴ 新庄村(中世)


長崎県>勝本町

 南北朝期〜戦国期に見える村名。壱岐国壱岐郡のうち。「正平神領図」では,聖母大名神の神領のなかに「新庄村」がある(壱岐史拾遺)。長禄2年11月9日の源義去渡状によれば,源義(志佐義か)が某人物に対し,さきに吉永大輔に与えていた新庄2町のうち1町4反の地を給与している(吉永文書/平戸松浦家資料)。「海東諸国紀」では,壱岐十三里の中に「信昭于〈七十余戸〉」を記している。「永禄田帳」には,「新城」として17町8反とあり,他に新田3反があり,21名の給人に分給している。地名が新庄から新城となったのは永禄年間であろう(壱岐国史)。地内には,「文永の役新城古戦場」がある。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7448463
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ