ケータイ辞書JLogosロゴ 浜津村(近世)


長崎県>小値賀町

 江戸期の村名。肥前国松浦郡のうち。平戸藩領。「慶長9年惣目録」には当村名が見えず,江戸初期には小値賀村の一部であったが,「元禄12年郷村帳」「元禄郷帳」「天保郷帳」では小値賀村とは別に当村名が見え,江戸前期に小値賀村から分村して成立したと考えられる。「元禄12年郷村帳」では「小値賀村枝村」と注記されている。村高は,「元禄12年郷村帳」239石余,「天保郷帳」427石余。天保8年の小値賀島風土記によれば,家数67,ほかに小値賀浦の枝浦である浦方の浜津浦に4軒があった(小値賀町郷土誌)。寺院に真宗明覚寺,神社に石神神社・綿津美神社を合祀した浜津神社がある。「旧高旧領」には当村名が見えず,柳村1,535石余のうちに含まれているとみられ,幕末・維新期までに柳村のうちに含まれることになった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449091
最終更新日:2009-03-01




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