ケータイ辞書JLogosロゴ まくらさき(中世)


長崎県>新魚目町

南北朝期に見える地名肥前国松浦郡のうち観応3年10月25日の松浦理契約状案によれば,平戸松浦氏と青方氏の間で長年係争してきた西浦目の所領について中分が行われた(青方文書/史料纂集)この時,青方氏の所領の北境となったのが「まくらさき」であり,これより北は平戸松浦氏となった「まくらさき」は現在の新魚目町津和崎郷仲知の付近に真倉の字が残っているので,仲知より北は平戸松浦領となったようであるなお,正平2年11月日の年紀をもつが,近世につくられた可能性が高い近藤定秀書状写(中浦辺堺目日記)によれば,松浦肥州(平戸松浦氏)の所領として「たけあい」「たけのしも」(竹谷付近か),「てうち」(仲知)が見え,赤波江と仲知を結ぶ線より北は「さきめ」といい,松浦肥州の一円領であったことが記されているが,これらは先の和与状の内容とも一致する
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449375
最終更新日:2009-03-01




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