ケータイ辞書JLogosロゴ 湯江(近代)


長崎県>有明町

 昭和30年〜現在の地区名。はじめ有明村,昭和36年からは有明町の地区名。湯江を冠称する甲・乙・丙・丁の行政区の総称。昭和35年に開場した瑞穂町の農林省馬鈴薯原原種農場の影響もあって広大な台地の畑には馬鈴薯の作付が増大した。主要農産物として県の特産地指定を受け,その後国指定の産地となって現在に至る。畜産の振興も県島原種畜場によるところが大きい。同39年には畜産研修会館が併設され,酪農・養豚などの経営を目差した農業青年に研修を施してきた。同55年県農業経営大学校畜産学科に発展。同種畜場は総合農林試験場畜産部を経て昭和48年畜産試験場となり,酪農・肉用牛・養豚・飼料などの研究を行っているが,特に酪農品質改良センターとして乳牛の人工授精用精液の供給は重要である。湯江漁港は10か年の継続工事により昭和37年修築完了,100隻余りの小型動力船の基地として整備された。バッシャ(あんこう網)によるイカナゴ・シラエビ漁は次第に廃され,カニかご漁や潜水によるタイラギ漁が導入されるなど多様化した。またアサリなどの養殖も行われ,近年水産加工業も興ってきた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449611
最終更新日:2009-03-01




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