ケータイ辞書JLogosロゴ 池尻村(中世)


熊本県>矢部町

戦国期に見える村名益城【ましき】郡のうち地名としては,応仁年間と推定される年月日未詳の男成宮社頭注文(男成文書/県史料中世3)に「池しり,ふゆあわの米五升,小むき五升」とあり,祭事の負担が定められている文明2年2月10日の丹田水惟世奉書(同前)には,「やへのおとこなりのかうの内」として「一所 井けしりの村」とあり,軍陣夫役を宛て課されている天文12年の土貢済物注文写(同前)には「一,いけしりより五しう,なかのより五しう」「一,御としこへのころ,こいもの尾よりおさろ二斗,いけしり,いわたてより二斗」とあるまた年未詳11月8日付の公用段銭注文写(同前)には「いけ尻小村二ケ村より百九十文」と見える現在の矢部町上川井野の字池尻に比定される
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449929
最終更新日:2009-03-01




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