ケータイ辞書JLogosロゴ 石村(中世)


熊本県>山鹿市

 南北朝期に見える村名。山鹿郡藤崎荘のうち。初見は文和2年10月21日の足利尊氏御教書案(詫摩文書/県史料中世5)で,早岐六郎英政の本知行分を安堵したなかに「同(肥後)国藤崎庄石村地頭職」が含まれている。藤崎八旛宮(現熊本市)が飽田【あきた】郡の藤崎台の地に鎮座するに先立ち,当地に一時とどまったとの所伝を有する石村藤崎八旛宮があり,近世初期には藤崎八旛宮放生会に際して,一の神輿のかき手を当村から出している(藤崎八旛宮文書/県史料中世3)。同宮は,平将門追討勅願により石清水八幡宮を勧請したとも,宇佐八幡宮を勧請したともいう(鹿郡旧語伝記/鹿本郡郷土研究資料1)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449951
最終更新日:2009-03-01




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