ケータイ辞書JLogosロゴ 板河内村(近世)


熊本県>河浦町

江戸期の村名天草郡のうち壱町田組今村の枝村地名は「いたんかわち」ともいう天草下島南部,矢筈岳西麓で,一町田川の支流今田川上流域に位置するはじめ肥前唐津藩領,寛永15年富岡藩領,同18年幕府領,寛文4年再び富岡藩領,同11年からは幕府領「正保郷帳」には「坂ノ河内村」と見え,高87石余うち田83石余・畠3石余・桑茶7斗余「天保郷帳」では今村のうちに含まれるなお「肥後国誌補遺」では,「坂ノ河内村」が市木村(現本渡市市古木)の小村として記されている当村は宰川家が開いたといわれ,同家の伝承では,元禄年間頃,初代荒左衛門の手によるという彼の墓碑には元禄7年の銘が残るなお墓地下手の若宮宮は荒左衛門を祀り,社前の石灯籠に万延2年の銘が見える寛政6年には年貢米をめぐって騒動が起こり,百姓たちは本戸組櫨宇土【はじうと】村鶴の野と当村に集結したが,富岡詰役に鎮圧された(天草島鏡/天草郡史料1)
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7449997
最終更新日:2009-03-01




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