ケータイ辞書JLogosロゴ 五木之村(中世)


熊本県>五木村

 鎌倉期に見える村名。球磨郡永吉荘のうち。建久2年5月3日の良峰師高所領譲状案(平河文書/県史料中世3)に「一所 同(求麻)郡同(永吉)庄之内五木之村〈さつし三百束,いた千五百,うなし三百〉」と見え,嫡子師貞らに譲与されている。文安5年以来の忠節を書き上げた後欠で年月日未詳の犬童重国軍忠状案(犬童文書/県史料中世4)に「⊏⊐頼泰伺御出郡之時分五木東⊏⊐」と見える。天文5年11月22日の沙弥洞然(相良長国)長状写(相良家文書/大日古5‐1)に「一,為続八代競望之根元者……同(文亀元年)五月求麻山越,芦北口,五木越,従三方八代江乱入候」と見え,相良長毎が菊池能運と結んで当地など三方から八代【やつしろ】に攻め込んでいる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450034
最終更新日:2009-03-01




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