ケータイ辞書JLogosロゴ 梅木谷村(近世)


熊本県>鹿央町

 江戸期〜明治22年の村名。山本郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」325石余。「肥後国誌」によれば正院手永に属し,高325石余,小村に所尾村・飛越村・倉尾村・坂下村・境野谷村などがある。なお同書には,当村の成立について加藤清正の時代に検地が行われ,長福寺村(北谷村)と大浦村の打出し分をもって一村として梅木谷村と名付けたとある。文政9年の手鑑(肥後国郷村明細帳1)では,高319石余,反別は田11町4反余・畑9町9反余,質屋2軒,造酒屋1軒があった。氏神は万治2年創立の阿蘇神社。境内には小仏堂2や明和4年若者中寄進の水盤などが残る。熊本県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同年阿蘇神社前の畑地に梅木谷学校が開校,のち山内尋常小学校となる。「郡村誌」によれば,田16町9反余・畑25町9反余,戸数33・人数175,牛2・馬27,物産は穀類のほか甘藷・蘿蔔・柿・薪など,民業は農業31戸・水車職1戸・紙漉職1戸。同22年山内村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450317
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ