ケータイ辞書JLogosロゴ 植柳(中世)


熊本県>八代市

 戦国期に見える地名。八代郡のうち。「八代日記」天文8年6月15日条に「大水ニテ植柳妙見の宮前河ニ成候」とあるのが初見。また同書弘治2年9月9日条に「頼興様植柳御参詣」とあり,永禄4年5月条に「今月植柳妙見ニテいかなる物にて候哉。おとり(踊)あそひ候様ニテ候,土ニテ宮なとヲぬり候,御きねん(祈念)にて候,其年無何事候」とあり,戦国期当地が植柳妙見宮を中心とした門前町を形成していたことがうかがわれる。そのほか同書天文24年6月7日条に「植柳ニ日州肝月(付カ)渡唐ノ者四十余人候,本舟ハ大矢野殿(久種カ)ニ進上申候よし申候」とあり,当地に海上交通路としての港があったことがわかる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450323
最終更新日:2009-03-01




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