ケータイ辞書JLogosロゴ 尾籠郷(中世)


熊本県>一の宮町

 戦国期に見える郷名。阿蘇郡のうち。文明11年12月17日の阿蘇社領宮地居取田検見馬上帳(阿蘇文書/大日古13‐1)に「尾籠郷」とあるのが初見。今村大蔵方の給分として7か所,計4町3反が記載され,小地名「ふる河」「たなた」「たけの下」「ミふり」「おた」「いのりた」「かもた」が見える。下って天文14年10月20日の阿蘇社対面所造営料木切符次第写(同前/大日古13‐2)には「尾籠三町三段」と見え,手野本主方・大津留方などと寄合で料木が宛て課されている。また同23年8月7日の阿蘇社造営料木郷々支配注文(同前/大日古13‐1)では「狩たまらい・尾籠・両神こんし・中薗分」として料材を宛て課されている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450655
最終更新日:2009-03-01




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