ケータイ辞書JLogosロゴ 乙千屋村(近世)


熊本県>芦北町

 江戸期〜明治22年の村名。葦北郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」150石余。寛永10年の人畜改帳によれば,屋敷数11・家数54,人数95うち頭百姓4・脇百姓2・名子13,牛9・馬2。「肥後国誌」によれば佐敷手永に属し,佐敷村のうちとあり,高139石余。また同書には「里俗乙千屋本村ト云,旧乙千代村ト云」と見える。「肥集録」(肥後国地誌集)によれば,道川内村・白石村を懸村としている。江戸中期以降は,佐敷手永惣庄屋の伊藤家が代々居住した。明治3年の佐敷郷御通筋御手鑑帳(芦北町立図書館蔵文書)によれば,高145石余,戸数60・人数248,馬43,郷士8人とあり,神社に天子宮が記される。熊本県,八代【やつしろ】県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同20年の戸数71・人口408(芦北町誌)。同22年佐敷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450699
最終更新日:2009-03-01




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