ケータイ辞書JLogosロゴ 尾野尻村(近世)


熊本県>清和村

 江戸期〜明治22年の村名。阿蘇郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」127石余。「肥後国誌補遺」では菅尾手永に属し,高163石余。「国郡一統志」では「尾野尾」と記され,最後の「尾」は「尻」の誤りと考えられ,寺院に円福寺・正福寺がある。この2寺は廃寺となり現存しない。文政元年頃の肥後藩手永別村名(永青文庫)では,小村に下須村がある。地内に大神宮・天神社2があり,天神社には神礼石と呼ばれる石がある。下須村には金鼓といわれる鉄製の鰐口があり,文明8年の銘を有する。熊本県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。明治4年の光円寺檀家調(光円寺文書)では同寺の檀家戸数37。同22年小峰村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450723
最終更新日:2009-03-01




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