ケータイ辞書JLogosロゴ 小野田村(近世)


熊本県>阿蘇町

 江戸期〜明治22年の村名。阿蘇郡のうち。江戸末期までに山田村から分村して成立。熊本藩領。村高は「旧高旧領」402石余。「肥後国誌」では,山田村のうちと見え,内牧手永に属し,高202石余,小野田町村を「新地方也」として記す。江戸末期までに小野田町村を分村。元治元年の内牧手永増補略手鑑によれば,高227石余,新地高97石余・御郡方新地66石余,竈数46・人数206,牛馬87(阿蘇町立図書館蔵文書)。当地一帯は水利の便を欠く草原地帯であったが,正徳2年以降鹿漬【しつけ】川(黒川)から小野田用水を引いて水田化がなされ,耕地が拡大された。この井手は現在内牧・小里にも利用され,阿蘇谷地方最大の用水井手となっている。当村で最も早く開発された地は小野田本村と呼ばれ,同所に社殿を有しない藪天神がある。旧暦10月20日の祭典では新しく数十本の小竹を立て,注連縄を男天神は9巻半,女天神は7巻半巻いて神体とする神籬とされ,阿蘇神社の神主を迎えて祭りが行われる。また同天神社の南には阿蘇神社の御田植歌「宇奈利」に歌われる,まこも池がある。付近には包丁石・爼石があるほか,阿蘇三宮の小野田神,東福寺跡の観音堂が地内にある。熊本県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同12年小野田町村・小野田新村・綾野下原村を合併。旧綾野下原村は合併後,小野田下原と称されるようになった。同22年山田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7450728
最終更新日:2009-03-01




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