ケータイ辞書JLogosロゴ 小田浦村(近世)


熊本県>田浦町

 江戸期〜明治22年の村名。葦北郡のうち。熊本藩領。村高は,「寛永郷帳」842石余,「正保郷帳」も同高でうち田745石余・畠97石余,「天保郷帳」896石余。「旧高旧領」370石余。「肥後国誌」によれば佐敷手永に属し,小村に坊カ迫村・河原村・志水村・平村・馬場村・北丸村・野添村などがあり,高346石余。なお同書に「里俗小田浦本村ト云」と見えるが,小田浦川に沿い,上流部を本村,下流部を下小田浦村と称した。また同書は,社寺に阿蘇宮・阿弥陀堂を記し,さらに地内の野添から南へ野坂山(佐敷太郎峠)の登り口があり,南西の海浦村へ抜ける間道は佐敷への近道と記す。熊本県,八代【やつしろ】県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。明治7年下小田浦村,同9年宮浦村を合併。同22年田浦村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7451658
最終更新日:2009-03-01




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