ケータイ辞書JLogosロゴ 塩浸村(近世)


熊本県>芦北町

 江戸期〜明治22年の村名。葦北郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」44石余。寛永16年の芦北郡地侍御知行割帳(徳富家文書)に「塩ひたし村」とあり,当村の地侍宮原又次郎・松崎新助・道崎勘左衛門の名が見える。手永は,はじめ市野瀬手永,寛永19年に大野手永となり,寛文13年からは佐敷手永に属した。「肥後国誌」でも佐敷手永に属し,高42石余。文化10年の佐敷手永村々高附帳(鹿子木家文書)によれば,当村の高は42石余であるが,市野瀬村・告村・長沢村・漆川内村・才木村・下白木村・上白木村を懸村とし,当村居住の庄屋二宮喜平次が管轄,当村も含めたその懸総高は593石余とある。熊本県,八代【やつしろ】県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同20年の戸数37・人口224(芦北町誌)。同22年大野村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7451861
最終更新日:2009-03-01




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