ケータイ辞書JLogosロゴ 四分一村(中世)


熊本県>一の宮町

 室町期に見える村名。阿蘇郡下竹原郷のうち。地名としては南北朝期から見え,至徳2年8月7日の阿蘇社領郷々注文(阿蘇文書/大日古13‐1)に「一所しもたかわら一けふん」の1つに「四分一かちひやうへたらう御おん」とあるのが初見。応永16年9月26日の阿蘇社領権大宮司方催促方田数坪付注文(同前)には「一,下たかわらのかう」の次に「一,おなしきかう四分一 おなし方(一大夫方)のちきやう」とあり,4町のうち1町が当作,3町が不作であった。村名としては同年9月日の肥後湯浦郷坪付山野境等注文写(同前)に「一,四分一ノ村坪付」とあり,7筆が記され,小地名として「いしかミ」「しまもつひ」「のなかた」「こなかた」「やないまち」「よこまくら」「こたんはたけ」が見える。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7451928
最終更新日:2009-03-01




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