ケータイ辞書JLogosロゴ 段原村(近世)


熊本県>宇土市

 江戸期の村名。宇土郡のうち。はじめ熊本藩領,正保3年からは宇土藩領。慶安年間に枝郷馬場村を分離,また地内の過半は宇土城下に分かれ,准町宇土町となった。宇土町を含め,村高は,「寛永郷帳」1,014石余,「正保郷帳」も同高でうち田799石余・畠87石余,「天保郷帳」1,037石余。「肥後国誌」では松山手永に属し,「里俗南方町ト云」と見え,高1,088石余。松山手永内には,段原村のうちとして宇土町と新町が見え,うち宇土町の高は段原村と同値が記されている。「旧高旧領」では,村名は見えず,宇土町1,169石余と宇土新町770石余に含まれると思われる。宇土町内外に残った耕地は,宇土町本町筋近くが本町出村,新町筋近くが新町出村とも称されてきたが,明治初年頃には段原村の呼称は消え,この本町出村と新町出村に分かれた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7452731
最終更新日:2009-03-01




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